Windows10英語版で日本語が使えるようにしたい

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Windows10英語版のパソコンを渡されたのですが、日本語の入力もできず、画面の表示も英語ばかりで使いにくいのですが。日本語が使えるようにできませんか?

 

ご心配なく。Windows10では、日本語用のソフト(パッケージ)をインストールして設定を変更すれば、パソコン上で日本語が使えるようになります。

Windowsの日本語化について

日本語化の作業に入る前に、「日本語化」について少し説明します。

「日本語化」には2種類ある

パソコンで「日本語を使う」といったときに、2種類の意味があります。

  • 文字入力を日本語で行う
  • 画面の表示を日本語で行う

文字入力は、利用者がキーボードで日本語を入力できるようにすることです。

画面の表示は、パソコン上のメッセージやタイトルなどのすべての表示を日本語にすることです。

文字入力だけを日本語化する方が簡単なため、Windows10以前のバージョンでは、文字入力だけが日本語化でき、画面表示の日本語化はハイグレードなエディションでしかできないようになっていました。

Windows10ではすべての日本語化ができる

Windows10では、すべてのエディションで、「画面の表示」と「文字入力」の両方の日本語化ができるようになりました。

手順は少し多いですが、日本語化するのとしないのとでは、パソコンの便利さに大きく差が出ます。「画面の表示」の日本語化の効果は、特に大きいと思います。

ぜひ下の手順で、日本語化を達成してください。

手順(1) 言語の追加

Windows10英語版には、最初は英語しか認識できないようになっています。
日本語を認識できるように、言語の追加を行います。

 

「Settings」を開き、下図のように「Time & Language」をクリックします。

 

左側のメニューから「Language」をクリックして、右側の表示から「Add a Preferred language」をクリックしてください。

 

追加する言語として、Japanese (日本語)を選びます。

 

「Set as my display language」にチェックを入れて。「Install」をクリックします。

 

インストールが終わると、日本語が追加されます。

 

なおこの時点で、日本語入力ができるようになっています。
タスクバーの文字切り替えアイコンの中に、Japaneseが追加されています。

手順(2) 画面表示の日本語化

ここまでの手順で日本語の入力まではできるようになりました。
次の手順で、画面表示の日本語化ができるよう設定していきます。

 

検索BOXに「Control Panel」と入力し、コントロールパネルを起動します。

 

Clock and Regionを選んで、「Region」をクリックします。

 

「Administrative」タブをクリックした後、「Copy Settings」をクリックします。

 

表示される画面でチェックボックスにチェックをつけて、OKをクリックします。

 

下のメッセージでは、パソコンを再起動するか尋ねています。
もう少し作業があるので、いったん「Cancel」をクリックしてください。

 

元のウインドウに戻って、今度は 「Change system locale」 をクリックします。

 

表示されるウインドウで「Japanese(Japan)」を選んでOKをクリックします。

 

今度は再起動しますので、「Restart now」をクリックします。

 

再起動が終わった後、日本語での表示がされています。
下の図は「設定」の画面ですが、日本語で表示されています。

Windows10の日本語化によるメリット

Windows10英語版を日本語化することのメリットは、たくさんあります。

上に書いたように、日本語の入力や表示ができることもあるのですが、他に日本で作られたプログラムが正常に動くようになるということです。

日本語化せずに「Lhaca」という日本で作られた圧縮・解凍ソフトをインストールしたのですが、画面が文字化けして、ファイルの圧縮や解凍がまったく動作しませんでした。

日本語に対応するということは、プログラムが正常に動作するかどうかということにも大きく影響しています。

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